ある日「東京の原宿でよさこい祭りをやる」という話を聞きました。全国各地に広がってきた「よさこい」ですが、「どうなるのかなぁ」と感じていました。山手線の内側・東京のど真ん中で、ファッション最前線と言われている原宿・表参道での開催、明治神宮が協力・・・その後いろいろな情報が集まってきます。事務局からの依頼で広報用の写真を無償提供するなど、立ち上げにも協力しました。私は高知のよさこい祭り以外知らないので他との比較はできませんが、家から近いこともあり取材することにしました。
初日は原宿口での取材です。第1回目という事でどんな感じになるのだろう・・・と、観客の皆さんもかたずをのんで待っています。8月下旬とはいえ、やはり夏の暑さです。そんな中、司会のアナウンサーが登場しいよいよ始まりました。最初は東京や(高知から見て)県外からの参加チームによるパフォーマンスです。東京のチームはまだ「よさこい」が十分に租借できてない様子でしたが、メンバーのほとんどが若い女の子で、元気いっぱいでした。今後に期待です。
夕方からは高知から参加の8チームが連続してパフォーマンスです。最初の「帯屋町筋」が登場したときは、本当に「よさこい」が東京に来たんだなぁ、と改めて思いました。高知のよさこい祭りが2週間前に終わったばかりであの感動が再び、という感じです。
(写真左・原宿口ステージにて、「帯屋町筋」)
スーパーYOSAKOIは8月25日(土)と26日(日)の二日間の開催ですが、高知のようなパレード形式は26日のみです。ステージ形式は原宿口(JR原宿駅のすぐ側)と明治神宮文化館の2ヶ所で、二日間ともパフォーマンスが行われます。パレードの方は表参道を2時間半ほど通行止めにし青山通りの方から明治通りの方に向かってくる感じです。中央分離帯があり、両側に欅並木がある、どことなく追手筋を思わせる風情です。
二日目は表参道に陣取って取材しました。地方車を先頭に各チームが次々と入場してきますので、高知のよさこい祭りの形式の再現です。「山田太鼓」の大太鼓が出てきた時ははるばるお疲れさまという感じ。踊り子の皆さんも力が入ります。出場チーム数は今回は少ないですが、来年以降規模が大きくなれば、可能性を秘めた会場だと思います。それまでには観覧条件(追手筋のように桟敷席のようなものはない)も改善されると思います。
(写真右・表参道にて、「ドロワーズ」)
最後に原宿口ステージで各賞の発表と最優秀チームによるパフォーマンスが行われました。「元気賞」(最優秀賞)は高知の後夜祭・全国大会で「武政英策賞」を受賞した「十人十彩」に決まりました。確かに東京で見ても踊り、衣装、音楽、踊り子、全てが素晴らしいチームでした。